指揮者紹介

近野 賢一

北海道出身。新潟大学教育人間科学部音楽科を経て、京都市立芸術大学大学院修士課程音楽研究科修了。2007年に渡独し、フライブルク音楽大学リート・オラトリオ科及びオペラ科を修了。ミュンヘン音楽演劇大学リート科マイスタークラスを修了後、2012年に帰国。

これまでに、声楽を箕輪久夫、宇野徹哉、福島明也、マルクス・ゴリツキ各氏に師事、リート解釈を岡原慎也、ハンス=ペーター・ミュラー、ヘルムート・ドイチュ、ジークフリート・マウザー各氏に師事。シューベルティアーデ(シュヴァルツェンベルク)、ヨーロッパ音楽祭(シュトゥットガルト)、サイトウキネンフェスティバル松本ほかにて、エリー・アメリンク、イェルク・デムス、白井光子、ディートリヒ・ヘンシェル、ローマン・トレケル、トマス・クヴァストフ、フリッツ・シュヴィンハンマー、ヴォルフラム・リーガー、ルネ・ヤーコプス各氏のマスタークラスを受講。

 国内外にて意欲的にドイツ歌曲リサイタルを行い『遥かなる恋人に』、『美しい水車屋の娘』、『冬の旅』、『詩人の恋』、『リーダークライスop.24&39』、『四つの厳粛な歌』、『リュッケルト歌曲集』、『子供の不思議な角笛』、『R.シュトラウス歌曲集』など多数の作品を取り上げている。オペラでは『フィガロの結婚』伯爵、フィガロ、『魔笛』パパゲーノ、弁者、『ペレアスとメリザンド』ゴロー等を演じ、ソリストとしては『マタイ受難曲』、『ヨハネ受難曲』、『ロ短調ミサ』、『レクイエム(モーツァルト、フォーレ、ブラームス)』、『メサイア』、『天地創造』、『第九』、『パウルス』、『聖チェチーリアミサ』、『戴冠ミサ』、『さすらう若人の歌』などに出演している。

 2006年京都でのリサイタルに対して青山音楽賞新人賞を受賞。友愛リートコンクール第三位、併せて日本歌曲賞受賞。大曲新人音楽祭コンクール奨励賞受賞。JSG国際シューベルト歌曲コンクール第三位、ポーランドでの第17回キェイストゥット・バツェヴィッチ記念国際室内楽コンクールリート部門第三位、オーストリアでの第16回ブラームスコンクール入選。日本ドイツリート協会会員。2018年1stCD「美しい五月に~シューマン歌曲集」(若林工房)をリリース(レコード芸術誌準推薦盤)。2022年「近野賢一 バリトンリサイタル ~冬の旅~」が名古屋市民芸術祭賞を受賞。

現在、岐阜大学助教、名古屋音楽大学非常勤講師。

美しい五月に ~シューマン歌曲集/近野賢一

近野賢一 (バリトン)・上野 真 (ピアノ – ベヒシュタイン)

名手H.ドイチュの元で磨かれたドイツリートの魂。近野賢一による1stリートアルバム
レコード芸術2018年7月号 準推薦CD

シューベルト:冬の旅|近野賢一、 岡原慎也

youtube リンク 

さすらう若人の歌 G.マーラー 近野賢一(バリトン)平野未来(ピアノ), Lieder eines fahrenden Gesellen

解き放たれて R.シュトラウス 近野賢一(バリトン)平野未来(ピアノ), Befreit op.39-4

シューベルト「冬の旅」(訳詞字幕つき), F.Schubert,WINTERREISE 近野賢一(Br), 岡原慎也(p), Kenichi Konno(Br), Shinya Okahara(p)

死の歌 E.W.コルンゴルト 近野賢一(バリトン)塚本梨月(ピアノ), Sterbelied aus Lieder des Abschieds op.14

リュッケルトの詩による5つの歌曲 G.マーラー 近野賢一(バリトン)塚本梨月(ピアノ), 5 Rückert-Lieder

近野賢一バリトンリサイタルより アンコール「原光」Kenichi Konno Baritone Recital-Mahler “Urlicht”

C.レーヴェ オルフ殿, 詩人トム, 海を行くオーディン 近野 賢一(バリトン), 塚本 梨月(ピアノ)C.Loewe